こちらでは、蜂蜜の主な栄養素と摂取方法について解説していきます。
蜂蜜の主な栄養素とは?
・ミネラル
私たちの身体に必要なミネラルですが、体内では生成することができません。そのため、食事などから摂取する必要があります。蜂蜜には、カルシウム・鉄・亜鉛・マグネシウムなど様々なミネラルが豊富に含まれています。
・ビタミン
蜂蜜にはビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンB2は、脂質をエネルギーに変換させるために欠かせないものです。子供や胎児の発育を助ける働きもあるため、「成長ビタミン」と呼ばれています。また、ビタミンCを日頃から摂取することで、免疫力がアップします。
・酵素
蜂蜜に含まれている酵素は消化や抗菌作用などを持つ栄養素です。その中でもジアスターゼは胃の消化をサポートする役割があり、胃もたれや小不良の予防になります。
・葉酸
葉酸は、ビタミンB群の一種です。ビタミンB12と協力して赤血球を作り、食べたものをエネルギーに変えることをサポートする役割があります。また、DNAを作る材料にもなります。
・オリゴ糖
蜂蜜に含まれているオリゴ糖には、腸内の有用菌を増やす働きがあります。悪玉菌の餌にはならないため、腸内環境を整えたいときに積極的に摂取したいものです。
蜂蜜の種類で栄養価は異なる?
蜂蜜には、ビタミンやミネラル酸をはじめとする豊富な栄養素が多く含まれています。含まれる栄養素は蜂蜜の原料となる花の種類によって異なりますので、解説していきます。
・マヌカ花
マヌカはニュージーランドに自生するフトモモ科の樹木で、小さな白い花を咲かせます。マヌカの蜂蜜は濃い色が特徴で、少しクセのある味です。マヌカ蜂蜜にはメチルグリオキサールという栄養素が含まれており、これは抗菌作用があるといわれています。
・アカシア花
透明度が高く、味にクセがすくない蜂蜜です。近年、低GI食品であることがわかりました。GIとは、炭水化物を含む食品を食べたときの血糖値の上がりやすさを表した指標です。
・そば花
そば蜂蜜は褐色というより黒に近い色で、強い香りがあります。味は黒砂糖のように濃厚です。そば蜂蜜は、鉄やミネラルを多く含んでいます。
上記のように同じ国産の蜂蜜でも種類ごとに栄養素や風味が異なりますので、気になる蜂蜜をお試しいただき、お好みの一点を見つけてみてはいかがでしょうか?
蜂蜜を摂取する際の注意点
蜂蜜の栄養を上手に摂取するために、以下の点に注意するとよいでしょう。
・一度に摂取しないようにする
蜂蜜は一度に摂取するよりも、朝・昼・晩の3回に分けて食べるのがよいです。1日に最適な摂取量はおよそ10〜30gといわれています。それ以上食べてしまうと、糖分の過剰摂取につながります。
・加熱はNG!
ビタミンや酵素などは、長時間の加熱や60度以上の高温に弱いです。紅茶など熱い飲み物などに入れる場合は、少し冷ましてからにしましょう。
・金属には触れさせないこと
蜂蜜を食べる際にスプーンですくうのが一般的ですが、金属製のスプーンを使うと成分が変質してしまう恐れがあります。金属以外のスプーンを使うようにしましょう。
・1歳未満の赤ちゃんには食べさせないこと
蜂蜜の注意書きをよく見ると、「1歳未満の乳幼児には与えないでください」と記載されています。これは「ボツリヌス菌」という強い毒素を持つ細菌が蜂蜜に含まれている可能性があるからです。
大人の腸内ではボツリヌス菌がほかの腸内細菌によって相殺されるため問題はありませんが、赤ちゃんの場合はまだ腸内環境が整っていません。そのため、ボツリヌス菌の毒素が身体に悪影響を及ぼします。これにより、乳児ボツリヌス症を発症するリスクがあり、死に至る危険性もあります。
蜂蜜に含まれる栄養成分には、良質なビタミン類やミネラル類をはじめ、アミノ酸や酵素といった栄養素も豊富に含まれています。
これらを摂取する際は金属以外のスプーンを使い、朝・昼・晩の3回に分けて食べるのがおすすめです。それ以上に食べてしまうと、糖分の過剰摂取につながるので控えましょう。また、「ボツリヌス菌」という強い毒素を持つ細菌が含まれているため、赤ちゃんには与えないようにしましょう。
蜂蜜は加熱すると栄養素が壊れてしまいます。蜂蜜の栄養を十分に摂取するためには、非加熱の純粋蜂蜜を選ぶのがおすすめです。
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