【通販】はちみつは国産の商品がよいのか？

国内の生産地について

2種類のはちみつの違いを解説する前に、国内の主な生産地をご紹介いたします。

以下は、国内においてはちみつの生産量が多い都道府県です。

• 長野県
• 北海道
• 秋田県
• 熊本県
• 青森県

これまでは北海道が生産量トップとなっていましたが、現在は長野県に変わりました。

海外の生産地について

続いて、海外の主な生産地について見ていきましょう。日本国内に流通している輸入はちみつの産地は、以下のとおりです。

• 中国
• アルゼンチン
• カナダ
• ルーマニア

現在、輸入量の大半を中国が占めています。中国産はちみつは、アカシアはちみつとレンゲはちみつが主流です。

海外産のはちみつは、国産のはちみつにはない独特の個性があります。例えば、クローバーの蜜から作られたカナダ産のはちみつは、豊かな花の香が特徴的です。

国産と外国産の違いとは？

国産と外国産の違いには、どのようなものがあるのでしょうか？
実は、国産と外国産のものでは水分量や養蜂のやり方が異なります。

はちみつは蜜に含まれる水分量が少ないほど美味しいといわれています。日本は海外に比べて湿度が高いため、水分量の少ないはちみつの採取が難しい傾向があります。水分量の基準は日本と海外では異なり、日本の基準が23％以下に対して、外国産のはちみつは21％以下が基準です。

日本に多く輸入されているハンガリーやニュージーランドは湿度が低いため、はちみつの生産に適した環境です。多くのはちみつを採取できるうえ、品質も高いです。

また、国産のはちみつの多くは加熱処理がされています。加熱処理をするとはちみつ本来の栄養素が失われてしまいます。海外では、加熱処理を行わないことが多いです。

おすすめのはちみつの産地

日本には中国やアルゼンチン、カナダ、ハンガリー、ニュージーランド、メキシコなど様々な国からはちみつが輸入されています。どの国のはちみつが日本人には合うのでしょうか？おすすめの産地を見ていきましょう。

・アルゼンチン産

手つかずの自然が多く残るアルゼンチンでは、百花はちみつが採取されています。いくつもの花のみつが混ざり合ってできるはちみつは香りが豊かでコクがあります。ヨーグルトやパンにかけるだけではなく、料理に使用すればいつもとは違うコクがうまれます。

・ハンガリー産

ヨーロッパの中央に位置しているハンガリーは、アカシアはちみつで有名な産地です。アカシアはちみつは採取される国によって味が大きく異なり、ハンガリー産のはちみつは味が濃く甘味が強いのが特徴です。

・ニュージーランド産

ニュージーランド産のはちみつは、コクがありまろやかな味わいです。パンにかけることはもちろん、ヨーグルトや紅茶にもよく合うはちみつです。

・メキシコ産

オレンジの産地として有名なメキシコは、オレンジはちみつでも有名な生産地です。オレンジのみつから作られたはちみつは、フルーティーな味わいが特徴です。

外国産はちみつは安全なの？

はちみつに関しては、海外の方が優れているといわれています。

ヨーロッパには、はちみつの品質基準を定めた「はちみつ純正法」という食品法があり、ミツバチへの投薬の禁止、蜜源となる植物の農薬の規制、はちみつの糖度などの基準が設けられています。

また、日本が外国産はちみつを輸入する際には、100gあたりの水分量が20％以下という規定を定めています。こうした規定をすべてクリアしたものだけが国内に輸入されており、輸入されたはちみつの多くは高温で加熱されています。加熱することではちみつが本来持つ栄養価が失われてしまうというデメリットがあります。

国産のはちみつは安全なの？

「国産」と聞くと安全であるというイメージがあるかもしれません。しかし、日本ははちみつに対する歴史が浅いため、ヨーロッパと比べると規制が緩い部分があります。

安全面が気になるという方は、購入の際に人工甘味料・添加物（保存料）の有無を確認することで安心して購入することができます。また、養蜂園や養蜂場などの記載があるはちみつであれば、さらに安心感が増すでしょう。